【使用感デパコス級】化粧品検定1級の筆者が選ぶおすすめプチプラコスメブランド3選

はじめまして、化粧品の知識を深めるため「日本化粧品検定1級」を取得した笹野かずです。節約を楽しみながら美しくなれる方法を研究すること10年。

ブログ「月一贅沢はじめま専科~全力で美を追求~」は、「節約とは我慢することじゃない。時間とお金を有効に活用すること。」をコンセプトとしています。

 

化粧品は贅沢品。高いから我慢・・・ではなく、「お得に化粧品を手に入れる方法」や「お得に化粧品を使う方法」などを追求しています。

 

ところで、みなさんは、「プチプラの化粧品でも、デパートコスメ(※以下デパコス)に近い使用感のものはあるの?」「デパコスと変わらないプチプラ化粧品を使いたい。」と考えたことはありませんか。

 

実は、デパコスに近い使用感のプチプラ化粧品はいくつも存在します。

 

今回は、「デパコス」の使用感「プチプラ」価格でとことんお得に体感できるコスメについて紹介します。

狙い目はデパコス系列のプチプラブランド!

同じメーカーでも、1本500円の化粧水もあれば、1万円以上する化粧水もありますよね。実は、デパートで販売されている1万円以上する化粧水もドラッグストアで販売されている1本500円のプチプラコスメも、同じメーカーであれば、成分(中身)はあまり変わりません。では、なぜ、デパコスは高いのでしょうか。

 

デパコスが高い主な理由は以下の3つです。

  • パッケージデザイン料がかかる
  • デパートへの出店料がかかる
  • サービス料がかかる

パッケージデザイン

化粧品の価格は、中身、容器、箱代で決まります。化粧品は、箱、容器代の占める割合が多いためパッケージが豪華になればなるほど、価格も高くなります。

デパートへの出店料

また、デパートへの出店料は、月々固定の場合、1坪20万円以上することも。売上に応じて支払う変動型の場合も多く、売上の20%近くをテナント料として支払う契約もあります。場所代が高いので、そこで販売する商品も高くなります。

サービス料

デパートは単に商品を販売するだけではありません。「カウンセリング」とよばれる美容部員のアドバイスにより商品を選ぶことができます。「肌診断」や「メイク」などをサービスで行っているため、化粧品の価格も高くなります。

 

中身や使用感というよりは、容器や場所、サービスによって化粧品の単価が上がるというわけ。ですから、デパコスと同じメーカーのプチプラコスメを探すという方法は賢い買い方の1つです。

 

では、中身は本当に似ているのでしょうか。具体的に化粧品の中身がどのようになっているのか見てみましょう。

 

今回は、「資生堂」のデパコスとプチプラコスメを比べてみました。

 

「資生堂」のデパコスとプチプラコスメリップクリームを比較してみた

リップクリームは乾燥が気になる冬の必需品。口紅の下地として利用している人も多いかと思います。

それでは、資生堂のクレ・ド・ポー ボーテのリップクリームと、レシピストのリップクリームの成分と使用感(口コミを比較してみましょう。

 

クレ・ド・ポー ボーテ(資生堂)マニフィカトゥールレーブル  4000円

ブランドの特徴(クレ・ド・ポー ボーテ)

デザイナーの価値観を反映させた洗練されたデザインパッケージが魅力的です。「すべての瞬間、表情を輝かせること」をコンセプトに、肌の能力をひきだす独自成分が配合されています。

 

www.shiseido.co.jp

使用感の口コミ

2018年10月29日時点で@コスメ(アットコスメ)に寄せられている口コミの数は44件です。

引用:@コスメより

引用:@コスメより

 

使用感に注目すると、「つけた瞬間スーッとする清涼感がある」という口コミが多いです。使用感ではありませんが、ハイブランドならではの「使っていると気分が上がる。」という口コミも多く見受けられます。

 

レシピスト ほんのり色づくリップクリーム(資生堂) 340円

レシピストの特徴

「余計なものは要らない」自然成分にこだわったシンプル設計がブランドコンセプトです。パッケージも中身もとことん「シンプルさ」を追求しています。

www.shiseido.co.jp

使用感の口コミ


引用:@コスメより

引用:@コスメより

 

プチプラなので過度な期待をせずに購入した人が多いようです。「315円という低価格でありながら、しっかりと保湿できる」という口コミが目立ちます。

 

2つのリップクリームの成分を比較してみよう

 これら2つのリップクリームの成分配合の比率はわかりませんが、およそ半分は同じ成分を使っていることがわかります。

 

340円のプチプラリップに使われていない成分としては、ツヤ感を与える成分や、化粧崩れを予防する成分などです。成分を比較するため、上記の表に同じ成分をまとめてみました。同じ成分は赤字で記載

 

化粧水や美容液については、クレ・ド・ポー ボーテと同様、多くのデパコスは、独自成分や有効成分が配合され医薬部外品として販売されているケースが目立ちます。ただし、リップコスメなど化粧品の種類によっては、有効成分が配合されておらず、それほど中身に差がないものも存在します。

 

使用感を比較してみよう

使用感(口コミ)についても、使い心地や効果に大きな差はありません。ただし、デパコスの方は「パッケージがかわいいので、使うだけで気分が上がる」「持っていると嬉しくなる」という口コミが目立ちました。

 

また、デパコスは価格が高いため商品に対する期待が高いようです。「期待はずれだった。」という意見もちらほら見受けられました。

 

 デパコスと類似!お得なプチプラコスメブランド3選

口コミでも人気が高い、デパコスと同じメーカーのプチプラコスメブランドをチェックしてみましょう。使用感が似ている化粧品も合わせて紹介しているので、購入のさい、参考にしてみてくださいね。

カネボウ「KATE」

トワニー」「KANEBO」などのデパコスでお馴染みのカネボウ化粧品。プチプララインとして口コミでも人気が高いのが「KATE」です。「KATE」には、ファンデーション、アイシャドウ、アイブロウなどがあり、1000円前後の価格帯で販売されています。

ちなみにデパコス「KANEBO」のカネボウパウダーアイブラウ(3色)は税抜価格4000円。「KATE」のデザイニングアイブロウ3D(3色)は1100円です。この2つは使用感なども似ています。

 

www.kanebo-cosmetics.co.jp

コーセー「ヴィセ」

コスメデコルテ」や「ジルスチュアート」「アディクション」でお馴染みのコーセー化粧品。プチプララインとして支持されている「ヴィセ」は、上質感にこだわったデザイン性の高いコスメです。

 

ジルスチュアートシマクチュールアイズ」5400円と使用感の似ているコスメとしておすすめなのは、ヴィセのジェミイリッチアイズ 1200円。いずれも4色展開で、まぶたに色づきと輝きをもたらします。

 

www.kose.co.jp

花王「ソフィーナ・ボーテ」

花王のデパートブランド「エスト」の化粧水エスト・ザ・ローションが美容雑誌などの人気ランキングで1位を獲得。花王のブランドライン「エスト」ですが実は、「ソフィーナ」の技術を結集したブランド。ちなみに「ソフィーナ・ボーテ」は、スーパーやドラッグストアなどで販売されています。

ちなみに、エスト・ザ・ローションは、6480円プソフィーナ・ボーテの高保湿化粧水は2700円です。

 

www.sofina.co.jp

プチプラコスメはどこで買う?

お得なプチプラコスメは、ドラッグストアやスーパーなどの店舗はもちろん、ネット通販でも購入できます。ここでデパコスの使用感を「プチプラコスメ」でもっとお得に楽しむための買い方を考えてみましょう。

 

まずは、購入したい化粧品の定価はいくらで、購入するさいに、どこの店で購入すると一番安く買えるのか調べます。というのも化粧品の価格は、販売店によって差があるからです。ですから、どこで購入するかが重要になります。

 

例えば資生堂のビューラー、アイラッシュカーラー213(公式サイトでは864円)を見てみましょう。楽天市場内のすみれやや楽天市場店では691円(送料700円)で販売されています。

その一方で楽天市場の未来堂では、1990円(送料600円)で販売されています。また、Amazonでは、最安値が785円(送料400円)、最高値が2380円(送料340円)です。これらの情報から、Amazonの785円(送料400円)が一番安いということになります。

 

もちろん、近所の店舗にて864円で販売されているのであれば、送料のかからない店舗がお得です。「Amazonは安い」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。そんなAmazon内においても価格に差があります。きちんと価格を調べてから購入しましょう。

資生堂 アイラッシュカーラー 213

資生堂 アイラッシュカーラー 213

 

 

私のおすすめプチプラコスメ

私のおすすめプチプラコスメは、マジョリカマジョルカです。

マジョリカマジョルカは、デパコスでも人気が高い資生堂のプチプラブランドです。

 

肌をトーンアップさせる化粧下地やティント系のマスカラなど最先端の機能も取り入れられています。デザイン性にもこだわっているためとてもお得感がありますよ。

www.shiseido.co.jp

 

デパート、ドラッグストアで販売されている化粧品は同じもの? 

デパートコスメのブランドと同じ系列ブランドはとてもお得です。そして、系列ブランドではなく、デパートコスメとパッケージや商品名が同じものがドラッグストアでも販売されています。

 

例えば「SK-Ⅱ」は、イトーヨーカドーなどのスーパーやドラッグストア、デパートなど、様々な場所で販売されています。

 

デパートで販売されているSK-Ⅱは、「フェイシャルトリートメントエッセンス230mlで23,760円です。

 

一方、スーパーやドラッグストアは割引セールを実施していることも多く、19,000円くらいで購入できることもあります。

 

価格の差はおよそ4000円以上です。それでも、正規取扱店で販売されているかぎり、製品の品質もスペックも同じです。ただし、正規取扱店以外に関しては、品質などは保証されません。

SK-Ⅱはどこでも買えます。ただ、安いからという理由で、正規取扱店以外で購入してしまうと、同じものとは言えなくなるため注意が必要です。なお、SK-Ⅱの場合、正規取扱店は、SK-Ⅱの公式ホームページで確認できます。

 

デパートでもドラッグストアでも買える!わたしのおすすめブランド

デパードでもドラッグストアでも買えるおすすめブランドはコーセー「アルビオン」です。アルビオンのスキコン「薬用スキンコンディショナルエッセンシャル」は、デパートで購入すると110mlで3500円です。

 

それでも、ドラッグストアなどの店舗によっては、割引セールをしていることもあります。

また、ショッピングセンター「ルミネ」では、ルミネカードを使うと10%割引になるキャンペーンを年に数回実施しています。アルビオンはルミネでも販売されているため、キャンペーン時期を狙って買うのもおすすめです。

 

美しさは賢く手に入れるのが正解

 デパートで販売されている高級コスメ。ちょっと高いな・・・と感じたらプチプララインがないか探してみましょう。もちろん、全く同じではないですが、「高級コスメ」の使用感をプチプラ価格で体験できます。そもそも、化粧品は肌との相性が大切です。

 

高級」だからという理由で肌に合うとはかぎりません。もちろん、美しさが手に入るという保証もありません。多くのデパコスは、カウンターで使用感が無料で試せる場合がほとんどです。「試したら絶対に購入しなければならない」ということもありませんので、気になる化粧品や使ってみたい化粧品があったら、尋ねてみましょう。

 

今回、記事を寄稿して下さった笹野かずさんのブログです。

https://ameblo.jp/sasanohazoo45-you/

 

笹野かずさんが執筆されたご著書をご紹介いたします。